私どもはお客様より業務改善提案の依頼を時々承ります。

  • ピッキングの生産性上げたいが提案してくれ。
  • もっと保管量を増やしたい。どうしたらいいか提案してくれ。
  • ハンディターミナルを導入して精度を上げたいが、運用含めて提案してくれ。
  • 作業人員を減らしたい、どのような自動化機器が向いているのか提案してくれ。

など様々です。ミスター物流はメーカーではありませんので、様々な物流機器やシステムを運用含めてご提案することができます。そこを期待されての提案依頼なのかもしれません。
ミスター物流の改善提案は具体的な改善方法を提示します。問題点の提示だけではなく「どうしたらよくなるか」を提示することを基本としています。具体的な改善方法を見付け出せない場合はお客様と一緒に見い出していく方法をとります。

現状調査

まず、必要なのが現状調査です。現状知らずして提案はできません。ミスター物流はコンサルティング会社がよく採用しているテンプレート(基礎データ調査用紙のようなもの)などを使用しません。物流現場も様々ですし、改善要望も様々だからです。

現場調査とヒヤリング

お客様から現状の問題点や課題をヒヤリングして、現場調査を行います。改善要望がピッキングの生産性アップだとしても、入荷からのヒヤリングや現場調査を行う場合があります。問題点の要因がどこにあるかわからないからです。現場調査をすると、お客様の改善意識や様々な工夫が見えてきますし、逆に勉強になることが多々あります。
調査内容の大項目として以下の通りです。この中から今回の提案に関して必要と思われる内容のみを調査します。

  1. 商品調査
  2. 出荷先調査
  3. 物量調査
  4. 運用調査
  5. 人員調査
  6. タイムスケジュール
  7. レイアウト調査
  8. 現状システム調査
  9. 設備・機器調査

データ分析

必要に応じてデータ分析を行います。このデータ分析を基に、提案や設計する上での基データを導き出します。データは嘘をつきません。ヒヤリング内容との照合も行いますし、お客様が把握していないことも発見することができます。
データ分析により必要データの平均値と最大値(必要であれば最小値も)と波動(月や曜日波動)がどのくらいかを算出します。

現状把握

ヒヤリング、現状調査、データ分析結果により、現状の問題点や課題を把握します。

改善提案

現状調査を基に提案書を作成して、プレゼンテーションを実施します。提案書はコンサルティング会社のように決まった成果物ではなく、フォーマットは様々です。何故なら物流工程全体をご提案する場合もありますし、ある作業をピンポイントで提案する場合など様々だからです。

提案書の構成は様々ですが一般的には以下の構成になります。

現状調査内容(与件)

  • ヒヤリング内容の整理(与件整理)
  • データ分析・提案基礎データ、データ特徴、月・曜日波動など
  • 現状作業フロー等

現状課題や問題点

  • お客様からのヒヤリングした課題
  • ミスター物流から見た課題・問題点
  • 改善ポイント

具体的改善方法とその効果

  • 運用提案
  • システム提案
  • 物流機器提案
  • レイアウト提案

費用対効果

  • 費用発生する機器やシステムの導入価値判断