国分株式会社 船橋流通センター様
既設設備を最大限利用して機械化を図り、生産性の向上と納品品質の向上を目指す。
概要
平成17年3月、日本たばこ産業様の東京流通基地配送センター移転にともない、国分ロジスティクス様の当該センターへの移転計画がスタートし、18年9月、コンビニエンス部門の移転が完了した。弊社は計画当初よりプロジェクトに参画し、「基本計画書」をベースにセンターレイアウト、運用基本計画書、要件定義書などをまとめ上げた。また、施工現場においては現場管理を行い、センター立ち上げまでの監理を行った。
2007年6月1日(金)放送「NHKおはよう日本」でCO2削減取り組み企業の先端事例として国分(株)船橋流通センター様が紹介されました。
プロジェクト詳細
課題・ニーズ
お客様に商品と共に、安心と信頼をお届けするセンターにする。
- 生産性の向上を図る
- 納品品質の向上を図る
- 一部作業を機械化し、機動力の向上を図る
ご提案内容・解決策
- 既設の設備(自動倉庫、コンベヤなど)を転用し、初期投資をできるだけ削減する。
- バラ商品の集荷では、ピッキングを行いながら検品ができるシステムを構築する。
- ケース商品の集荷では、店別ピッキングからバッチでのピッキングに切り替え、生産性を上げる。
- 多階式センターのため、各フロアーで全体の作業進捗が分かるシステムを構築する。
- 生産性や作業進捗をできるだけ数値化をする。
導入内容・納入製品
- すべてのカテゴリーにデジタルピッキングを採用。各階の作業進捗も表示。また、各作業の生産性を数値化した。
- デジタルの傘下に検品用の無線台車を採用。
- 6シュート+2ノーリードラインのソーターを導入。
- ケース商品のピッキングにはピックトゥベルト方式を採用。
- ケース商品にはオートラベラー(バーコードリーダーがITFを読み自動でラベルを貼付)を導入。
- バラ商品のピッキングにはWライン方式を採用。
- 既設の立体自動倉庫を改良。
- 入荷検品、自動倉庫、ソーター(コンベヤ)、デジタルのシステムをスタンドアローン化し、開発費を低減させた。
導入後の効果
- ピックトゥベルトの採用により動線を短くし、ケース商品のピッキング要員が削減できた。
- ソーターの導入によりバッチピッキングが可能となり、生産性が向上した。また、横持ち要員の削減ができた。
- オートラベラーの採用により、ケース商品のラベル貼付作業が無くなり、かつ正確性が増した。
- 無線台車の採用によりピッキング時検品が可能となり、検品要員の削減ができた。また、新しいスタッフの研修用としても活用した。
- 立体自動倉庫に改良により、保管在庫量が大幅に増えた。
- マテハン機器から生産性データを取り、それらをベンチマーキングとして改善活動に活用した。
プロジェクト体制
センター内観
ピッキングカート
ピックトゥベルトライン
ソーター
オートラベラー