概要

各ブロックにピッカーが張り付き、デジタル表示器に表示された指示に従いピッキングして、コンテナを次のブロックにリレーする方式です。

設置

  • 在庫している棚あるいはピッキング棚の間口に表示器を設置します。
  • ピッカー数やピッキングする距離を考慮し、ブロック分割して、ブロック毎の機器を設置します。
  • コンベヤを設置してコンテナを流しながらリレーしていくのが一般的です。
  • ブロック毎に店番表示器や完了表示器を設置します。

ポイント

リレー方式は台車方式と比較すると、動線が妨げられますので作業者数の調整はやりずらくなります。

容積計算等でコンテナ数を算出できれば、スタート地点でコンテナをセットできますので、ピッキング中のコンテナ補充が無くなります。

スタートブロックやエンドブロックで、DPSと連動して出荷先(店舗)ラベル発行が可能です。

ピッキングした商品をDPS連動固定スキャナーでスキャン検品してコンテナ投入することもできます。

DPS連動駆動コンベヤを使用する場合は、コンベヤの移動時間を考慮した設計が必要です。

あるブロックでコンテナが滞留(ボトルネック)しないような、商品配置やブロック構成、ヒット率平均化が必要です。

コンベヤ制御により、メインコンベヤラインよりヒットしているブロックのみに分岐させたり、ピッキングが終了したコンテナは排出コンベヤに流すなどの様々な生産性を上げるためのライン構成が可能です。

フリーコンベヤリレー式

両面ピッキング

コンテナ投入前スキャン検品

ケース品バッチピッキング

レイアウト例